
今回は、ヘアメイクアーティストに欠かせないアイテムの1つであるドライヤーについてご紹介したいと思います。
ドライヤーなら何でもいいと思っている方、結構いらっしゃるかもしれません。
特に男性の方の場合、髪さえ乾かせれば問題ないという方も多く見受けられます。
そもそも、インターネットの某掲示板では髪なんて乾かす必要がないと思っている方もいました。
さすがにこれは風邪をひくという意味でもそうですし、髪が傷むし、そのまま寝てしまうと将来的に薄毛になるよと思って、髪を乾かしてくださいねとコメントしました。
さて、ドライヤーですが、やはりヘアメイクアーティストを目指すならこだわりたい部分の1つ。
市販のものではパワー不足で上手に乾かせないというだけでなく、髪の流れを上手に演出できないというケースがあるからです。
そこで、ドライヤーとして考えるとちょっと割高になってしまうのですが、オススメのアイテムを1つご紹介します。
業務用ドライヤーとして高い人気を誇るノビィ。
その中でもマイナスイオンヘアードライヤーは主力商品のようです。
通常、ドライヤーによって熱を与えることで、髪の毛にあるキューティクルにダメージを与えてしまうことが知られています。
トリートメント類にはヒートプロテイン、つまり、熱によって髪を保護するように機能する成分が含まれていますが、あまり長時間ドライヤーを当てることは、やはり良いことではないのです。
ドライヤーのテクニックとして、ある程度乾いたらCoolで乾かすべき、というのもこういう髪の毛の性質と関係しています。
そのため、ドライヤー側の性能として髪に優しいものを選ぶと良いでしょう。
マイナスイオンは髪に優しいことで知られています。
自分の髪の毛を乾かす時はもちろん、ヘアメイクアーティストなら他人の髪の毛に対してドライヤーを使用するでしょう。
自分の髪にこだわりのある方も多いわけですから、ドライヤーの品質にはこだわらなければならないのです。
最近、その気になれば1,000円程度でドライヤーを購入することはできるでしょう。
しかし、そうしてケチってしまったドライヤーは品質的にも良くないなと感じます。
もちろん、髪の毛を乾かすことを重点に置いているのであれば問題ありません。
髪を乾かすという目的で考えると、ドライヤーの効果としては十分だからです。
ただし、ヘアメイクを行う為のドライヤーとして考えると話は別。
やはり、ドライヤーの品質はヘアメイクアーティストとしてこだわらないといけません。
ちなみに、ワックスを使っているのに上手に髪が立たないと悩んでいる男性の方にも、ドライヤーのパワーを考えることは重要です。
美容師さんがブロー、セットしてくれた時と自分でスタイリングした時では、全然印象が異なることもあるでしょう。
その理由に、ドライヤーが大きく関係していることは意外と意識されていないのです。
髪の毛を立てる前、ドライヤーを当てることで、髪の毛の形が決まります。
髪の毛の形は濡れて乾く直前に決まりますから、一度濡らしてから使用するのがベスト(ちなみにヘアアイロンは乾いた状態で使用してください)。
このとき、髪の毛の流れをイメージしてドライヤーを当てていきます。
そうすることで、髪の毛の全体的な形が作れるのです。
その後、髪の毛を立てるようにすれば、自然と髪の毛のボリュームが増しますよ。
ちなみにこれ、くせ毛で悩んでいる方にも活用できます。
特に、くせ毛が原因で全体のボリュームが出てしまう人は意識してドライヤーを使ってみましょう。
たとえば、くせ毛の方の中には、テキトーにドライヤーを掛けている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、必ず上からドライヤーを当てるようにして、髪の流れに逆らわないように乾かすことで、多少ボリュームを抑えることができます。
こうすれば、くせ毛が収まっているように見えます。
もちろん、限界はあります。
どうしても気になるという方はストレートパーマや縮毛矯正によって、薬剤を使って髪質改善を行うことも欠かせません。”