
先輩から飲み会でバイアグラを見せてもらいました。「へ~。こんなもんか。」と思っていたところ、バイアグラのジェネリックだそうです。何でも、正規のバイアグラより価格が安いので使いやすいとのこと。ちょっと興味がでてきて調べてみました。
そもそもバイアグラとは
バイアグラとはアメリカにあるファイザー社が開発したEDに効果のある薬です。もともとは狭心症の治療薬として開発されたのですが、治験を進めていくうちにED治療薬としての効果が発見され誕生しました。発売された当初、日本では認可されていない薬のため、個人輸入で手に入れようとする人が増加。用法容量を守らない人や併用禁止の薬を一緒に飲んでしまい亡くなった人もでるなど、問題となりました。結果、アメリカの発売から1年後に承認・発売されるスピード承認されています。
バイアグラのジェネリックって何?
バイアグラのジェネリックとは、バイアグラを作っているファイザー社以外が厚生労働省の承認を得た「シルデナフィル」を有効成分とした勃起不全治療薬です。国内では10社がバイアグラのジェネリックが発売されています。現在は錠剤とは異なる口腔内崩壊錠(水なしで飲める口の中で溶ける薬)という剤形も販売されました。
価格はバイアグラが1,500円だとすると、1,250円といった8割掛けの価格帯が多いようです。
ジェネリックの効果や安全性
ジェネリックは、バイアグラより価格が安いですが、効果や安全性はどうでしょうか。東和薬品やキッセイ薬品など大手の製薬会社から販売されていますが、基本的に製薬会社や厚生労働省からはバイアグラと同じ効果であると謳っています。ただし、「効き目が強い」「効き目が弱い」といった人によって効果はさまざまです。まったく効果がないわけではないので、一度試して判断していいかもしれません。
安全性について、先に紹介した東和薬品とキッセイ薬品では、日本国内の自社工場で製造しているので安全性も高いといえるでしょう。
ジェネリックの名称について
「バイアグラ」という名称はファイザー社がもつ商標登録のため、他社はこの名称を使えません。そのため、ジェネリックでは含有する有効成分一般名称に剤型、含有量および会社名がつけられています。バイアグラの有効成分一般名称がシルデナフィルなので、以下のような薬剤名がついています。
東和薬品のバイアグラジェネリック:シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」
キッセイ薬品のバイアグラジェネリック:シルデナフィル錠50mgVI「キッセイ」
バイアグラのジェネリックについて調べてみると、色々な情報がでてきました。すぐにお世話になることはないと思いますが、今後使うかもしれないと考えると、知っておいても損はないでしょう。