基本的に、美容と芸術の相関性って高いのではないかと思っています。
私の趣味としては、音楽や絵画、演劇など幅広く見るというがあり、大学時代は劇場や美術館に足しげく通っていました。
元々、芸術に関連した事柄が好きなので、
美容師やヘアメイクアーティストを目指したいという目的も遠くないものだったのかなと感じています。
美容師の専門学校に入学してからは、毎日練習ばかりでなかなかどこにも行っていなかったような気がしたのですが、
ある程度落ち着いてきてからは「これではいけないな」と再び感じるようになりました。
やっぱり、ヘアメイクアーティストになるのであれば、芸術にも刺激を受けることは絶対に大切。
だから、私としても勉強という意味を込めて美術館に行こうと考えていました。
ちょうど私の美容学校での友人も同じことを考えていたようです。
彼は私の3つ下になるのですが、学年は同じですから同級生だし友人と言っても良いと思います。
先輩後輩という意識も今では無いですし、お互いに上手くやれているのかなと思います。
そんな後輩と、シュルレアリズムの絵画を見に行こうという話になりました。
国立新美術館>>http://www.nact.jp/
こちらの美術館の面白いところはジャズ・コンサートなどのイベントも行われること。
やはり、美術と音楽の相関性ってありますからね。
私と友人がシュルレアリズムの絵画を見に行こうと思った理由ですが、
やはり、芸術として極端に飛び抜けたものを知りたいと思ったからです。
もちろん、普通に生活していても色々な髪型や服装を見る機会があります。
他にも、みんな芸術に関心があるからか、情報交換なんかを行う機会もあるわけです。
しかし、シュルレアリズムまで極端な感性を表現している芸術ってどこまであるのでしょうか。
音楽だったらフリー・ジャズやノイズ、文学だったらビートニク(とりわけウィリアム・バロウズ)と言ったところかなと思います。
ただ、ちょっと抽象的過ぎて分からない時が多々あります。
その点、絵画はもう少し視覚的。
自分の目に訴えかけてくる芸術だから、ヘアメイクアーティストを目指している私としてはグッと来る部分が多いのです。
もちろん、その美術館には普通の絵画も展示されています。
オーソドックスな西洋画、日本画など、純粋に技術や描写性を追求したアートも美しいですし、
実験的なものもあって刺激を受けました。
美術館に行くと世界が広がりますね。
友人とも話したのですが、美容師やヘアメイクアーティストは、
もっとお客様の心の内側にある「変身願望」を刺激できる存在でなければならないねと話をして、美術館を後にしました。