男性の美容師って結構多いと思いませんか。
私の父親が美容師だったというのもありますが、
女の世界と言われる割には小さな美容室に行くと男の人が美容師として働いているケースが多いように感じます。
もちろん、アシスタントを務める人などは女性も多いのですが、オーナーや店長は大抵男性。
私の父親に限らず、私の知っている美容室などに行ってもこういう傾向が多いです。
基本的に、私は父から言われた通り、なるべく自分の父親以外にもカットをしてもらうようにしています。
美容師はクリエイティブな職業だから、
色々な人の技術を見てくるように言われたということですが、確かに千差万別なような気がします。
カットのラインも違えば、シャンプーの仕事も全く別物。
さらに言えば、サービスの方法も全く異なるように感じられます。
ちなみに、有名な男性ヘアメイクアーティストと言えば、おぐねー(小椋ケンイチさん)ではないかと思います。
おぐねーの面白いところは、おねえキャラとして活躍しながら
男性・女性の中間的なポジションから意見をしているという点ではないでしょうか。
芸能人、タレントとして面白いという人もいると思いますが、
ヘアメイクアーティストとして活躍するなら、やっぱり彼くらい突き抜けたいなと感じます。
彼(彼女?)のインタビューも結構参考になりました。
BEaUTRISE「インタビュー<美しい人>」No.9おぐねー
>>http://www.kouenirai.com/beautrise/iv/iv_009.html
おぐねーが美容業界を志してきた時、
これも有名なメイクアップアーティストの渡辺サブロオさんに言われたことらしいのですが、
「一生働くのだから寄り道しなさい」
と言われたということです。
確かに、私の父親も美容師として働き始めることになってから、他の世界は覗いていないらしいんですよね。
技術職はそういう「専業性が高い代わりに、続けなければいけない」ところがあると思います。
もちろん、途中でドロップアウトしても良いのかもしれませんが、
私の父親も美容師として続けているところを見ると、負けたくないなと思います。
男性のヘアメイクアーティストは沢山いると思いますが、
この世界でやってくのであればそれなりの覚悟も必要だろうとは感じています。
ただ、自分には自分なりにできることを続けていくしかありません。
そのために最低限必要なことは、とにかく諦めないこと。
父親はもちろん、様々なヘアメイクアーティスト・美容師の人よりも
高いレベルに行けるように日々精進しなければと考えています。